この度は山形で第248回日本泌尿器科学会東北地方会をお世話させていただきます。
今回の特別講演は、山形大学大学院・医療政策学講座 村上正泰教授に日本の医療全般のお話をしていただくことにいたしました。「日本全体の債務残高」は借入金,政府短期証券を含むと1200兆円を超えるところまで来ており、国全体での財政再建は避けられないばかりか、デフォルトの可能性についても論じられている現在です。これまでOECD諸国で第一位と評価されてきた日本の医療システムも今後の改革の対象になることは間違いないと思います。村上先生は東京大学経済学部のご出身で、1997年に当時の大蔵省に入省され2004年から厚生労働省保険局総務課に課長補佐として出向。医療制度改革に携わり、医療費適正化計画の枠組み作りなどを担当されました。2006年7月に退官された後、財団法人の理事等を歴任された後、2010年2月から山形大学大学院教授に就任され、以後、地域医療に焦点を当てた研究や中医協での議論等でご活躍です。
また、シンポジウムでは東北6県に導入された手術支援ロボットdaVinciによるロボット補助下手術を取り上げたいと考えております。
皆様の参加をお待ちいたしております。どうぞよろしくお願いします。
平成25年7月29日